デジアナ/アナデジ時計 多機能アナログ時計 多機能デジタル時計 嫁さんの時計 最近の気になるデジアナ/アナデジ時計

2010年12月23日木曜日

ALBA Y960-6060

ALBA Y960-6060
ケース35×39.5×9.5mm


ALBAの小ぶりのデジアナ時計です.一見普通の3針時計ですが,3時位置にちっちゃなデジタル窓があり,リュウズを回すことで時刻,アラーム,デイデイトを切り替えて表示できます.リュウズ一段引きで各機能を操作でき,二段引きでアナログ針の操作です.プッシュボタンがなく,リュウズ1個しかないにも関わらず,直感的に操作しやすいです.

デザインは高級感はありませんが,さりげなくオシャレな感じで,「今日は薄くて軽い時計を着けたいな」という日にぴったりです.こういう控えめはデジアナ時計もいいもんですね.
ベルトはモレラートのやわらかいカーフベルトを付けています.


このムーブメントを積んだ時計は,いくつかバリエーションがあるようです.下記のもアルバです.
(写真出典: http://page7.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/g93252014 )

ムーブメントは違いますが,CASIOでも似たようなモデルを見かけました.リュウズが少し下にオフセットされてますね.


2010年12月8日水曜日

SEIKO World Timer H021-7001 (SJP005P)

SEIKO World Timer H021-7001 (SJP005P)
ケース40×45×13mm


SEIKOのワールドタイム時計H021-7001です.これは海外モデルで,モデルナンバーはSJP005Pと思われます.

ムーブメントはH021です.同じ機能のムーブでH022があり,モード表示部分だけが少し違っています.類似のムーブでH023というのもあり,サマータイムが手動設定できるようになっている(H021/H022では自動設定だったため,ドイツなどがサマータイム開始月を変更したのに対応できない)といった改良点があるようです.他にH024というのもあって,こちらはIGNITIONシリーズで使われていますがワールドタイム機能はありません.

機能は,カレンダー,ローカルタイム,ワールドタイム,1/1000秒クロノグラフ,アラーム2個(都市指定可能),時報があります.残念ながらバックライトは無しです.

デザイン的には,デジタル部分が4つの小窓に分かれているのは個人的にはいまいちですが(全面デジタルが好み),黒文字盤に反転液晶と大きめのインデックス(夜光付き)の組み合わせが良く,外周のワールドタイム表示部と薄めのベゼルもうまくマッチしていて,なかなか精悍な感じです.

ギミック的にもかなり面白いです.6M15ムーブに匹敵する面白さだと思います.モード切り替えでワールドタイム表示にすると,デジタル表示で都市名が左スクロールするとともに,秒針がグルグル動いてベゼル内周の都市名を指し示します.デジタルで都市名が出るのでわざわざアナログ針が都市名を差し示す必要はないのですが,そこをあえてやるところが面白い.まあ全く意味が無いわけではなくて,アナログ針だと時差が分かりやすくていいのですが.

クロノグラフ動作時にも12時位置の窓で右スクロールのアニメーションが現れます.クロノモードでは秒針が帰零し,デジタル表示だけでなくアナログ秒針も秒を刻みます.これまたデジタルだけでいいのに,と突っ込みたくなりますが,やはり直感的にもアナログの方が分かりやすいので,多少の意味はあるのでしょう.モード切り替えするたびに秒針がグルグル回るわけですが,この動きが非常に素早く,SEIKOの技術力の高さを感じさせます.

最近,このムーブメントを積んだ面白いモデルを見かけました.こちらは上品なデザインですね.

SEIKO World Timer H021-8050
(写真出典: http://page5.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/e111215175 )


2010年11月11日木曜日

SEIKO COUTURA 7T84-0AB0

SEIKO COUTURA 7T84-0AB0
ケース41.5×46×10mm(ベゼル径39mm)

モードセレクト式の多機能ムーブを搭載したSEIKO COUTURA 7T84-0AB0です.この時計は海外モデルで,ebayにて入手しました.このムーブメントは面白いので,もっといろいろなモデルを出せばいいと思うのですが,あまり見かけませんね.同じく海外モデルのSEIKO VELATURAシリーズではいくつか出てるようですが,あまりにもゴツすぎるので,普段使いできるか?と考えたときに入手するのは躊躇してしまいます.

この時計もブレスに迫力があってゴツイ感じの時計ですが,厚みが10mmと薄いので,わりと普通に付けられます.風防はサファイヤガラスです.



文字盤のデザインはなかなかカッコいいですが,それよりもこの時計のウリは多機能を楽しむところにあるでしょう.5分,6分,10分の固定時間タイマーが付いていることから,ヨットタイマーモデルなのでしょう.他に,デイリーアラーム,ワンタイムアラーム,クロノグラフ,ローカルタイムがあります.モードを変えて針がグルグル動くのを見るのは楽しいです.この点は6M系や8M系と同じですね.

不満点としては,装着すると重く感じられることです.測ってみると127グラムほどなので,それほど重すぎるわけではないのですけどね.

2010年10月30日土曜日

ALBA EPSILON TITANIUM V084-8000

ALBA EPSILON TITANIUM V084-8000
ケース43×45×13.5mm

ALBA EPSILONシリーズのデジアナV084-8000です.先日,V083ムーブを積んだミニ コンビネーション ウォッチを紹介しましたが,これはその後継ムーブでしょうか.機能としては,1/1000クロノ,カレンダー,アラーム(5チャンネル),時報,タイマー,100 LAPメモリーがあります.クロノモードでは,km/h算出機能もあるようですが,詳細は不明です.残念ながらバックライトはありません.竜頭がなく,アナログ針も全てプッシュボタンで操作します.

このデジアナ時計は,左上の赤・緑の液晶部分に特徴があり,1秒ごとに動きが見られます.これはFOSSIL CHRONOMASTER CH-2239などと似てますね.

ケース幅43mmは大きいイメージがありますが,腕に装着してみるとそんなに大きい感じがしません.ベゼル径が37mmぐらいなのと,ケース高さが45mmと短いので,腕からはみ出すような感じは皆無ですし,なによりチタンで軽量なので,わりと装着感はいいですね.やはりチタンの時計というのは偉大です.

デザイン的には,「EPSILON」「TITANIUM」と大きく書いてあるのがいまいちですが,G-SHOCKなどと比べたらまだおとなしい方で,硬派な感じがします.といっても,マニアっぽさは隠せないですが.チタンの色合いはこの時計にはうまくマッチしてると思います.


先日,色違いのモデルも見かけました.

(写真出典:http://page10.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/m79356174 )

2010年10月6日水曜日

SEIKO SPIRIT WORLD TIME 6M15-7000 & 6M15-7010


SEIKO SPIRIT WORLD TIME 6M15-7000
ケース36.5×42.5×11mm ラグ幅17mm

私のお気に入りの多機能ムーブメント6M15を積んだSEIKO SPIRIT WORLD TIMEです.以前に紹介した6M15-0020と比べると一回り小さいですが,こちらの方がよりオーソドックスなデザインとなっています.

6M15にはいろいろなバリエーションがあり,この6M15-7000シリーズにも何種類かの色違いのモデルがあるようです.私はこの紺文字盤(6M15-7000)の他に,白文字盤(6M15-7010)を持っています.この紺色はやや光沢のある色合いです.現代の時計としてはケース径が36.5mmと小さめですが,このサイズにしては厚みが11mmとやや大きいので,時計本体はそこそこ存在感あります.ただし,ラグ幅が17mmと細く,ベルトも薄いので,全体としてはややおとなしい,というかビジネス向けの印象です.

機能は6M15系は共通ですが,インテリジェントカレンダー,うるう年表示,24時間計,ホームタイム/ローカルタイム,アラーム,サマータイム,1/10秒クロノグラフです.クロノは例によって,レトログラード式です.
SEIKO SPIRIT WORLD TIME 6M15-7010
こちらは白文字盤(ただし中央部分は銀色)の6M15-7010です.サイズなどは紺文字盤と同じですが,ベゼルの文字が黒色になっており,全体としてこちらの方が目立つ感じですね.随所に金色が入ってますが,全く嫌味がなくて,なかなかよい色使いだと思います.ダブルステッチの黒い革ベルトを付けて使っています.
 
 
 
時計企画室コスタンテ(SPQR)のステンブレスSSB01を付けてみました.17mm幅でありながら厚みのある現代的なベルトで,なかなかよく合います.

2010年9月22日水曜日

SEIKO 8M25-6010

SEIKO 8M25-6010
ベゼル径35mm 厚み7mm ラグ幅18mm

 
SEIKOの多機能クォーツ8M25-6010です.アラーム,タイマー,クロノグラフ機能搭載です.

 
6M系ムーブ搭載の時計と良く似ていますが,8M系はひとつ前の世代あるいは廉価版なのでしょうか.秒針,デイト窓がなく,モード切り替え時の針の動きも6M系と比べるとゆっくりのように感じられます.

 
デザイン的には,小ぶりの薄い金色ケースに白文字盤&ローマ数字のインデックスが組み合わさって,トラディッショナルなイメージですね.それでいて,アラームやクロノが使えるというところが面白いです.実用上はデイト窓がないのが残念ですが,スーツ着用時にぴったりの時計と言えます.一見じじくさい時計をしてるかと思いきや,実は多機能ムーブであるというところがすばらしいです.12時位置のインデックスとモードダイヤルが赤色なのがアクセントとなっています.

この8M25ムーブを積んだモデルは,かなりバリエーションが多いです.先日,こんなのも見かけました.

SEIKO 8M25-7030
(写真出典: http://page3.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c250665488 )

 

2010年9月18日土曜日

B's INTERNATIONAL mini combination watch


B's INTERNATIONAL mini combination watch
ケース33×42×10mm ラグ幅18mm

B's INTERNATIONALというファッションブランドが販売していたミニ コンビネーション ウォッチです.Timerica社のOEM製品となっており,それなりにきちんとした作りとなっています.中身のムーブメントはSEIKO製で,ALBA HYPER-TECHなどに搭載されていたV083と思われます.

機能は1/1000クロノを搭載しているのが大きな特徴で,他にカレンダー,アラーム,時報,タイマー,ラップ/スプリットタイム記録・呼び出しがあります.残念ながらバックライトはありません.竜頭がなく,アナログ針も全てプッシュボタンで操作します.

デザイン的には昔の良くあるデジタル時計という感じで,今でいえばCITIZENのANA-DIGI TEMPあたりを付けてるのと同じ感覚でしょうか.文字盤が黒っぽいのでわりとカッコいいです.よく見ると,
右上にお猿の絵が入ってるのがお茶目です.

下記は同ブームを搭載したALBA HYPER-TECHです.

ALBA HYPER-TECH
(写真出典不明)

このムーブはP.GUIONNETなどにも採用されているようです(下記参照).

P.GUIONNET

2010年8月21日土曜日

ALBA CARIB Y911-0A40 ホワイト・オン


ALBA CARIB Y911-0A40
ケース39.5×46.5×11.5mm ラグ幅20mm

ALBA CARIBデジアナです.ボタンを押すと白色のデジタル表示が浮かび上がるという「ホワイト・オン」機能を搭載しています.普通のデジアナですと,文字盤上に液晶パネルの小窓がある,もしくは,アナログの背面に液晶パネルがあるかのどちらかですが,このホワイト・オンでは,アナログ針の上のガラスに液晶表示が浮かび上がるという仕組みになっています.ガラスのすぐ下に透明な液晶パネルがあるという感じでしょうか.当時としては画期的な技術であったことでしょう.かつては,このCARIBシリーズ以外にも,ALBA EPSILON,SEIKO SPORTSなどにもホワイト・オン搭載機種がありました.

この時計は,普段はアナログ表示のみで,一見普通の3針の時計に見えます.最近だとCITIZENのシャッターデジタルなんかも似たような感じですね.一見普通のアナログで,実は多機能デジタル,というところがオシャレですね.しかしデジアナ好きの私としては,むしろデジタルは常時表示してほしかったところですが.

機能は,2049年までのカレンダー,クロノグラフ,デイリーアラーム3つ,ワンタイムアラームがあります.ホワイトオンのデモ用モードもあります.セイコーお得意の,現在時刻をベースに合わせるワンタイムアラームは相変わらず使いやすいですね.残念ながらバックライトはありません.デジタルとアナログは連動はしていませんが,中身の電池は1個だけで,リュウズを引くとデジタル側の時刻合わせモードになるなど,微妙に関連しているようです.

デザイン的にはゴツめの金属ベルトを合わせるのが一番しっくりくると思いますが,適当な手持ちがないのでとりあえずラバーベルトで使っています.ベゼル,ケースの形状は,ややレトロな感じですね.ベゼル部分がケース幅よりも小さいのが原因かもしれません.ベゼル,ケースともにヘアライン(マット)加工となっています.

ALBA CARIB Y911-0A20

こちらは別デザインのY911-0A20です.なかなか個性的なデザインで,アナログ時計としてもカッコよさを狙ったんだと思います.が,いま一歩というか,惜しい!デザインですね.

ALBA FIELD GEARにもホワイト・オンがありました.

ALBA FIELD GEAR
(写真出典: http://page8.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/h147539459 )

Pulsar(SEIKOの海外ブランド)にもホワイト・オンがありました.

(写真出典:http://page3.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/c359916083)

2010年7月25日日曜日

ALBA HOT GEAR V682-6030


ALBA HOT GEAR V682-6030
ベゼル径37mm 厚み10.5mm ラグ幅18mm

往年のALBA HOT GEARシリーズより,V682-6030です.HOT GEARはおそらく1980年代後半~1990年代前半に発売された複雑機能を持ったシリーズで,アナログ時計とデジタル時計の両方があります.アナログの方はサーキットクロノグラフ機能を備えたCal. V681と,アラームと1/100クロノ機能を備えたCal. V682が代表的で,いずれも6時位置のダイヤルでの機能モード切り替え式です.他にも普通のクロノグラフのモデルなどいろいろあるようです.デジタルの方はさらにバリエーションが豊富でよくわかりません.

このモデルは,現代の腕時計としてはやや小ぶりの37mm径で,ラグ幅18mmというのも細身ですが,精悍な黒文字盤に独特のベゼルとラグ形状が気に入ってます.ちょっと太めのインデックスもカッコいいです.ゴツくないので気軽に使えるのもいいですね.

この時計の特徴はなんといっても,モード切り替えによって独立に動作する3つの針です.モードダイヤルをクロノモードに切り替えると,長針,短針,秒針が最短距離でゼロ点復帰するのは,いつ見ても楽しいです.この針の動きはSEIKO 6M15とも同じですが,1/100クロノを備えている点が大きな特徴となっています.1/100クロノをスタートさせると長針が1秒ごとに動き,秒針が1/10単位で文字盤をぐるぐる回り,ストップを押した時点で短針が動き出して11~1時位置にある1/100単位のゲージを指し示します.このようにストップしてから1/100秒の位を指し示すというのはタグホイヤーのキャリバーSに似てますが,こちらがオリジナルですね.ただし,この1/100クロノは最大1分間しか計測できないという,かなり致命的な弱点があるため,通常の1/10クロノ機能も付いており,そちらは60分まで計測できます.SEIKOには1秒間に10回転する1/100秒針を備えたCal.7T82などもありますが,ギミックとしてはこのHOT GEARの方が面白いですね.

この時計の時刻合わせやアラーム合わせは,長針と短針を独立に設定できるので非常に使いやすいです.9時位置に24時間計があり,アラームも24時間の中で設定できます.唯一の残念な点は,デイト窓がないことです.モードダイヤルを切り替えてカレンダーモードにすると,月日を指し示してくれますが,わざわざ切り替えないと日付が分からないのはやはり使いづらいですね.この点は,デイト窓装備+複雑機能を持った6M系のムーブにはかなわないところです.

以前は,姉妹機種のV682-6020を所有していました.こちらは白文字盤で,文字盤のデザインは気に入ってたのですが,ベゼルやラグ形状,ベルトなどはいまいちでした.

ALBA HOT GEAR V682-6020

つい先日,金色ベゼルのモデルも見かけました.

ALBA HOT GEAR V682-6030
(写真出典: http://page13.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/r69203943 )

他に,V681-6000を所有してたこともありました.こちらもなかなかおもしろかったですが,サーキットクロノは複雑すぎていまいちよくわかりませんでした.

ALBA HOT GEAR V681-6000

今やこういう遊び心のある複雑機能時計はほとんどなくなってしまいました.現代の技術をもってすれば,もっともっと面白い動きをする時計が作れそうなのに,どれもこれも普通の三つ目クロノか,せいぜいクロノ+アラームぐらいで,まったくもって残念です.デジタルならばTokyoflashとかNOOKAあたりは面白いですが...

2010年6月9日水曜日

FOSSIL CHRONOMASTER CH-2239

FOSSIL CHRONOMASTER CH-2239
ベゼル径38mm 厚み11mm ラグ幅20mm

FOSSILの面白いデザインのデジアナ時計を紹介します.緑色の文字盤はかなり独特で,左上には赤と青の液晶窓があり,1秒ごと点いたり消えたりします.右上にも緑色のバーがあり,1秒ごとに1メモリずつ塗りつぶされていきます.その下に秒表示があり,6時位置は日付または時刻表示です.この文字盤は,一見,CYBEATあたりの激安デジアナにもありそうなデザインですが,液晶窓の形状が独特で,丸と三角のインデックスともうまくマッチしており,なかなかよく出来たデザインと思います.

この緑の文字盤に,派手なベゼルが非常によく合っています.ベゼルはステン地に黒と金という派手な色づかいでありながら,細やかなデザインです.このやや成金趣味のおやじ向け?デザインが,緑文字盤のオモチャっぽさを打ち消してる感じです.緑色でデジタルとなると,どんなに上品に作ってもカジュアルかつオモチャっぽくなりそうですが,そこにあえてオヤジ趣味のべゼルを持ってくることで,毒をもって毒を制しているような感じになっています.風防は緩やかな球面ガラスとなっています.

このフェイスにこげ茶色のフラットベルトを合わせると,なかなかおしゃれな感じです.文字盤&べゼルの派手さを,こげ茶の落ち着いたベルトで緩和している感じでしょうか.なんとなくいい感じに思えてきます.

1997年発行の「デジタル・ウォッチ大図鑑」を見ると,同じデザインで白文字盤のCH-2238というモデルもあるようです.他にも,同じ路線のデジアナ時計としてCH-2221,2222,2232,2235,2236,2532,3006などがあるようで,当時はFOSSILは様々なデジアナ時計を出していたみたいですね.

なぜかELGINのSTEALTHデジアナにもほぼ同じデザインのベゼルがありました.ベゼルの内周部分のデザインまで同じです.メーカーが全く違うのに不思議です.部品の仕入先が一緒なんでしょうか.ちなみにこのELGIN STEALTHデジアナはデザインのバリエーションが豊富な時計です.
ELGIN STEALTH デジアナ FK930C

さらに,FOSSIL CH-2239のムーブメントは,MIYOTA製であることが分かりました.Cal.T210だそうです.下記は最近オークションで見かけたCITIZEN OXYです.

CITIZEN OXY
( 画像出典:http://page11.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/n96957766 )


2010年5月3日月曜日

CASIO AE90W

CASIO AE-90W
ケース30×35×7.5mm

液晶によりアナログ針を表現する「デジタル式のアナログ」としては定番モデルともいえるCASIO AE90Wです.このAEシリーズはバリエーションが豊富で,AE10W,AE60Wなど10種類以上のモデルがあるようです.小さくて薄いので,腕にピタリと巻きつくような感じで,とても着けごこちの良い時計です.デザインとしては,やや古臭さはありますが,金属ケースにガラス面の黒枠がうまくマッチしていてなかなか精悍です.
 
機能は,カレンダー,アラーム,第二時間帯表示,タイマー,クロノグラフです.バックライト(豆電球)もあります.ただ,やはりデジタル式アナログというのは時間を読み取りにくいです.秒針までもが液晶で実現されているので,パッと見て分針と秒針の区別が付かないですね.秒針はないほうがよかった.ギミックとしては秒針が動くのは面白いんですけどね...

最近,色違いのバージョンをヤフオクで見かけました.

CASIO AE-90W
(写真出典: http://page6.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/f98104959 )



2010年4月15日木曜日

SEIKO IGNITION SBHL005

SEIKO IGNITION SBHL005
ケース44×46.5×12.2mm ラグ幅22mm

SEIKOのデジアナSBHL005です.すでに廃盤となった「イグニッション」シリーズのモデルです. ケースはチタン+ダイヤシールド,ベルトは硬質ウレタンとステンレスの組み合わせとなっており,非常に軽量です.風防はサファイヤガラス+無反射コーティングで,1種耐磁もあり,頑張った作りになってます.ケースは気持ちいいくらいにエッジが立ってますね.デザインもSEIKO独自のスポーツ指向で,とてもカッコいいです.この価格帯(定価84,000円)としては,SEIKOが本気で作ったデジアナではないでしょうか.

この時計はかなり前から気にはなっていたんですが,チタンで軽量と言えどもケースサイズが大きい(44mm幅)ということもあって購入を見送ってました.ですが,現行モデルから外れたのと,中古がちらほら出始めたので,このたび程度の良いものを入手しました.

実際に腕に着けてみると,サイズの大きさはそれほど問題とはなりませんでした.というのも,ケースサイズは44mmですが,べゼル径でみると40mmです.そして,べゼル外周の横方向にはケースが張り出してますが,縦方向にはケースは出っ張ってません.ですので,縦方向に見ると,40mm径の時計となんら変わりないということになります.縦方向に大きい時計は腕の上でゴロゴロしてしまいますが,横方向は多少大きくなっても大丈夫なのでした.しかも,ラグが短くてが腕にぴったりくるデザインですし,厚みもこの大きさの時計としては薄めの12.2mmで,なによりも軽いチタンケースなので,非常に爽快な装着感です.それでいて,横方向の厚みがあるので見た目の存在感は抜群です.SEIKOもなかなか良く考えてデザインしてるなあと思いました.

これまで腕時計は38mm径ぐらいがベストと思ってましたが,40mm径も悪くないなと思いました.というのも,38mm径以下だと装着しているうちに腕の外側に時計が回ってしまう場合があるのですが,40mmだと回転せずに腕の上で収まってくれます(ラグのデザインにも寄りますが).チタンという素材のすばらしさも再認識しました.軽いということは気持ちいいものですね.


この時計をサイドから見ると,プッシャーとケースサイドに切れ込みが入れてあり,エンジンのヒートシンクのようです.イグニッション(点火装置)シリーズということで,エンジンを連想するデザインにしてあるのでしょう.他にない独特な感じでいいですね.文字盤のデザインも回転するエンジンのようです.

このデジアナシリーズにはSBHL001,003,005と3種類のモデルがあり,このうちSHBL001はケースだけでなくベルトもチタンとなっており,ベゼルもステン色で,ややおとなしいデザインです.SBHL003と005は同デザインの色違いです.他に,海外モデルでSBHL007,009とあり,よりスポーツ指向の強いデザインとなっています.個人的な好みとしては,SBHL001はちょっとおとなしすぎで,逆に海外モデルはカジュアルすぎるので,SBHL003か005ということになりますが,甲乙付け難いところです.005の方がやや派手で,ベゼル内周の銅色のリングがアクセントとなっています.

ただ,どのモデルもあまり売れなかったんでしょうね.今はこの手のデジアナモデルはSEIKOのラインナップからはなくなってしまいました.私としては,他人と違う時計が好みなので,売れてないのはむしろ幸いですが...

ムーブメントは H024で,これはSEIKOスポーチュラシリーズの海外モデルSNJ019,SNJ023P1などにも使われています.このムーブの特徴としては,1/1000秒クロノがあることと,液晶の内周部分で,小さな液晶マーカーの集まりで秒表示がされることでしょうか.他に,アラームと時報機能があります.液晶は反転表示ですが,金色っぽくてとても綺麗ですし,意外と見やすいです.他の多くの時計では反転液晶は見づらいですが,この時計は何か工夫があるんでしょうね.あと,デモ機能があって,液晶表示が動きまくります.

不満点もやはりあります.第一にはバックライトがないことですね.これは本当に残念です.文字盤のインデックスと針には夜光が塗ってあって夜でも結構明るいのですが,デジタル部は暗所では全くダメですね.第二の不満は,アナログとデジタルの連動がいまいちなことです.この時計はアナログとデジタルは秒単位で自動的に連動するようになっているのですが,私の個体だけの問題かもしれませんが,アナログ側の長針が常に1/4分ほど進んでしまいます.また,アナログとデジタルを連動させる方法が結構ややこしいです.アナログ側の遅れが1分以内ならば自動的に連動してくれますが,それ以外の場合はアナログ側をわざと遅れ気味に合わせておいてから,デジタル側と連動させないとうまくいきません.また,アナログ側の制御用モーターが1個しか搭載されていないらしく,時針と分針を別々に合わせられず,しかも,逆回転できないことから,時間を1分だけ遅らせたい,というような場合に非常に時間がかかってしまいます.このあたり,最新の技術で設計したはずのムーブなのに,利便性という面では古いデジアナムーブや6M15あたりに余裕で負けてると思います.個人的には,アナログとデジタルは無理に連動させずに,アナログだけ独立に竜頭で時刻合わせできるようにしてくれた方がいいですね.

第三の不満は,ワールドタイム機能(第二時間帯表示)がないことです.現代の技術でデジアナムーブメントを設計するんだったら,ワールドタイム機能ぐらい付けておいてくれたらいいのにと思います.中途半端にデジタルとアナログが連動しているので,一方だけを現地時間に合わせるという使い方はやりにくいです.最後の不満は,ベルトの硬質ウレタン部分にバリ(成型跡)が残りまくってることですね.まあそれほど目立ちはしませんが.定価8万円以上もする時計としては考えられないようなお粗末さです.自分でバリを削り取ればいいんでしょうけど,失敗したら嫌なのでとりあえずそのままにしてあります.

と,いろいろと不満点も書きましたが,オールドデジアナ好きの私としては,オメガのX33あたりの古き良きデジアナ時計を髣髴させるあたりが大変気に入ってます.現代のデジアナでは,CASIOのオシアナス/エディフィスやCITIZENのアテッサ/プロマスターなどの方がメジャーですが,SEIKOイグニッションは新素材を使った現代のデザインでありながら,少しレトロな感じがするところが良いですね.絶版になった今となっては,時流に取り残されたデザインと言えるかもしれないですが...

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2010年3月31日水曜日

最近の気になるデジアナ・アナデジ時計2


 Black Dice Switched #BD034-01
ケース42×42×12mm ラグ幅?mm
(写真出典:http://item.rakuten.co.jp/sincere-watch/bd034/ )

Black Dice社のSwitchedシリーズのデジアナです.個性的な形状で,なんとも強烈な存在感があります.42m径はかなり大きいですが,厚み12mmなので,デカ厚というほどではないかもしれません.しかし重量は激重で223gもあります.まるでパワーリストのようです.

デジアナ・多機能時計はごちゃごちゃした文字盤やベゼルのものが多いですが,こういうシンプルでかつ存在感のあるデザインはいいですね.とてもカッコいいです.バックライト機能もあるようです.これで軽量チタンバージョンが出たら考えるなあ...

Bell&Ross Function Modern #6540
ケース37×?×11mm ラグ幅?mm

こちらはデカ厚とは無縁のエレガントなデジアナです.37mm径で11mm厚とスマートです.針の造形がすばらしいですし,ケース,ブレスの作りも良さそうです.ちょっと大きめのインデックスも独特でいい感じです.多機能デジアナで,カレンダー,アラーム,クロノグラフが付いてます.30万円近くしますが,長く使う時計として本気で買いたいと思ったこともありました.現代的でカッコよくて上品.それでいてデジアナというところがすばらしい.Bell&Rossというメーカーも好ましいように思えました.ロレックスやオメガのようなメジャーすぎる時計メーカーではなく,かといってカルティエやブルガリのように宝飾メーカーでもなく,新進気鋭のブランドという印象です.

ところが,このモデルは日本未発売ということもあって,実物を見ることもできず,いろいろ考えているうちに熱も冷めてしまいました.(通常のFunctionシリーズは日本の時計店で見たことがありますが,そちらはインデックスの数字が小さい,もしくは,バーインデックスなのがいまいちでした.) 熱が冷めた最大の理由は,この時計に搭載されているETA社製ムーブメントです.竜頭だけで全ての機能を操作するのですが,これが非常に使いにくいのです.類似のムーブを積んだ別の時計を持ってたことがありますが,アラームを日常的に使うのはかなり厳しいですね.時計合わせもすごく時間がかかってしまいます.やはりデジアナは竜頭以外にもボタンが最低2個は必要です.カッコいいのは良いのですが,実用性が犠牲にされすぎてると思います.


Nautica World Timer #N12519
ケース40×?×19mm ラグ幅?mm
(写真出典:http://watch.glooks.com/watches/s_detail.asp?pid=N12519&brandname=Nauticaw&type=watch )

Nauticaのワールドタイマー,デジアナです.私の好きな地図が出る時計です.独特の形状でなかなかカッコいいです.124ドルとまずまずの値段で,日本への発送も可能なので,物欲が高まったら買ってしまうかもしれません.ケース径も40mmと大きすぎないサイズです.

ですが,ケース厚み19mmというのは,厚いにもほどがあります.この写真以外に情報がないので,どんな感じなのか分かりませんが,19mmは普通ではありえない厚さですね.もうちょっと情報が欲しいところです.


WATCH PEOPLE デジアナ

ケース37.5×48.5×14mm ラグ幅18mm
(写真出典: http://ki-watch.com/other/iw14wp.htm )

こちらはドイツのブランド,ウォッチピープルのデジアナです.シンプルでカッコイイデザインです.あまり聞きなれないブランドですが,なかなかカッコイイ時計を出してます.サイズ的にも37.5mm径というのはほぼベストですね.厚み14mmはぎりぎり許容範囲でしょう.

難点は,アナログの時刻が読み取りにくいことと,針の形状がいまいちなことでしょうか.買うべきかどうか悩ましいところです.