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2009年11月23日月曜日

ORIENT HFAE03



ORIENT HFAE03
35.5x42x9mm ラグ幅 17mm

10個目の時計もデジアナではありませんが,多機能クォーツのORIENT HFAE03です.1940~60年代の機械式オールドクロノのような雰囲気を持った時計です.筆記体で「Orient」「Chronograph」「Water Resistant」と書かれており,白文字盤とあいまって大変上品です.

機能はデイト,アラーム,クロノグラフ,第二時間帯表示と大変多機能です.SEIKOのクロノファンの人は一目見て分かるかと思いますが,SEIKO 7T32ムーブメントと同じ機能で,針の位置も同じです.私ももしや,と思って中を開けてみました.



ムーブメントにはORIENT WATCH CO.LTD. HFA00と書かれておりますが,7T32のようにみえます.SEIKOがORIENTに7T32を供給することもあったんですね.7T32は7T系では最も普及しているムーブメントと思いますが,私はこのムーブが大好きで,なんといっても実用的なアラーム機能があるのが大きいです.第二時間帯表示が24時間計ではなくて12時間計になっているというのも視認性が高くて良いですね.

この時計は多機能ムーブメントの魅力もさりながら,クラシックなデザインが一番気に入ってます.手巻きのオールドクロノを整備して日常的に使うのは大変ですが,クォーツならば何の問題もありません.いまはうちの嫁さんが時々使ってます.

2009年11月18日水曜日

CASIO TIMBER CRUISER TIC-110



CASIO TIMBER CRUISER TIC-110
41x49x13.5mm ラグ幅 20mm


先日はTIMBER CRUISER TIC-4を紹介しましたが,これは同シリーズの別バージョンのTIC-110です.横幅41mmと大きめですが,ベゼルの部分は直径39mmなので,装着してみるとそれほど大きくは感じないです.

デジアナ時計としてはとても実用的で,針とインデックスには良く光る夜光が塗ってあり,夜でも時刻をくっきり視認できます.他の時計と比べてもすごく明るい夜光です.アラーム,ストップウォッチも使いやすいです.電話番号を20個記憶できるデータバンク機能もありますが,こちらはオマケみたいなものですね.デジタル部分は反転液晶で,バックライトで緑色に光ります.デジタルとアナログは連動していて,デジタル側の時計合わせをするとアナログ針も連動して自動的に動きます.

デザイン的にはありがちにも見えますが,このサイズで,このような無骨かつ質感のある(安っぽくない)回転ベゼルは,デジアナではありそうでないですね.このガンメタ色がなんともいい味出してます.文字盤は光沢のあるダークブラウン(といっても灰色に近いですが)で,反転液晶とうまくマッチしてます.これに白ステッチのブラウンのフラットベルトを合わせています.個人的なこだわりとしては,秒針がないのが残念ですが...

夜でも視認性が高いというのは大きな利点で,夜に出かけるときなどは出番の多い時計です.

電池は意外にも2個入っていて,SR621SWとSR920SWでした.調べてみるとSR621SWの方はバックライト用でした.

2009年11月11日水曜日

KONTASのデジアナ

KONTAS 型番不明
42mm径 ラグ幅22mm

この時計は私がかつて所有していたKONTASのデジアナ時計です.ヤフオクで¥2.5Kくらいでしたが,残念ながら誤ってガラスを割ってしまったため,いまは使っていません.ベゼルはもともとは黒色でしたが,中華クオリティのためかすぐに色が剥げてきたので,全部剥がしてステン地で使ってました.やや大ブリではあるのですが,厚みはそれほどでもなく,意外と普通に使えていました.タグホイヤーのアクアレーサーデジアナをお店で試着したことがありますが,あれと大きさ的には同じくらいです(値段は100分の1ですが).

今回ブログで紹介したいのは,この時計自体ではなくて,デジアナ時計メーカーとしてのKONTASです.最近の日本のメーカーは私の琴線に触れるような面白いデジアナをあまり出さないですが,OHSENとKONTAS,この2つの中国のメーカーは,非常に多くの面白いデジアナ時計を出してます.他にも,中華ではありませんがPhilip Persioもデジアナをたくさん出してます.あとはよく分からないブランドでWEIDEやBOUNCERなども最近よく見かけますね.デザイン的にはいまいちなのも多いですが,あれこれ見る楽しみがあります.ヤフオクやeBayの時計を眺めてるだけで楽しいですね.

2009年11月1日日曜日

ALBA PROCEED V692-6010





ALBA PROCEED V692-6010
33x39x7mm ラグ幅 18mm

7個目も非デジアナでですが,これも一風変わった時計です.一見シンプルな2針のアナログ時計ですが,クロノグラフ機能が付いています.竜頭を回すとクロノグラフモードに切り替わり,時針と分針が0点(12時の位置)に移動します.このときに,時針と分針が2個のステップモータにより独立して動作し,まるでタグホイヤーのキャリバーSのように0点復帰するところがすばらしいです.かなりゆっくりではありますが...

この頃のセイコーは6M15,8M25,8M26など,竜頭でモードを切り替えると時針と分針がそのままクロノ針になる面白いムーブメントがたくさんありました.この時計の場合は,モード表示部分がゴテゴテしてなくてオシャレなのが気に入ってます.高級感はないですが,時計全体のシンプルで上品な雰囲気にうまくマッチしてると思います.

実用的には,秒針なしはいいとしても,デイト機能なしは少々つらいところです.それでいて複雑機構のクロノだけがある,というアンバランスさがすばらしい.どうせならクロノの代わりにアラームがあったら実用的なのですが,それだと逆に普通の時計になってしまいます.複雑機構をクロノだけに使うという無駄さかげんがなんともいえずマニア心に響きます.しかも,全くメカメカしくない上品なデザインで,いったい誰をターゲットにしているのか全くもって謎なところもすばらしいですね.現在は,複雑機構やクロノには全く興味のないうちの嫁さんが使ってます.この時計のベルトの色がお気に入りだそうですが.

ベルトはオリジナルのものではなくて,モレラートの明るい茶色のものに替えてます.ケースサイズは幅33mmで厚みも7mmと小ぶりです.


時計の入ってた箱です.服部セイコー時代の時計です.