40×47×15mm ラグ幅20mm
2つめのデジアナ時計はFOSSILのBQ9167です.FOSSILのデジアナといえばbig ticシリーズが有名ですが,こちらはかなりマイナーな製品です.FOSSILというメーカーは,90年代にCASIOっぽいデザインのデジアナを多数出してましたが,このデザインはなかなかいいですね.前回紹介したALBAのデジアナzicと同様,全面デジタルのデザインがすばらしいです.40mm径というのもちょうどいい大きさですね.デザイン的に15mmの厚みもほとんど気にならないです.
ところで,なぜ私がデジアナ時計を好きなのか,といえば,多機能でメカメカっぽいのが好きということかもしれません.デジアナの合理性にも魅力があります.時刻を読み取るときには,デジタルよりもアナログ針が見やすいです.一方,アラームをあわせたり,ストップウォッチを使ったり,ワールドタイム機能を使うのは,どう考えてもデジタルの方が便利です.となると,デジタル+アナログという選択は,実用的な時計を作るにはもっとも合理的といえます.私は使いやすく,合理的なものが好きなのです.デザイン的な好みも重要ですけれどもね.
さて話を戻して,このFOSSIL blue,上の写真では,デジタル部分は反転液晶で青色になっていますが,見る角度によって七色に変わります.この色合いは独特ですね.曜日表示がドットマトリクス表示になっているのもかっこいいです.しかも10秒毎に曜日表示が回転します.この液晶は暗くて見づらいのが難点ではありますが...ベゼルのデザインはもうちょっと角が立ってる方が好みですが,ケースの質感はデジアナzicよりはるかに良いですね.マット(ヘアライン)加工です.
機能はバックライト,カレンダー,ワールドタイム(都市名指定),アラーム3つ,ストップウォッチ(ラップタイム,履歴機能付き),タイマーと,一通りそろってます.サマータイム設定もできます.ついでに100メーター防水です.ストップウォッチは時間計測中にドットマトリクスの人形が走ります.セクターの290デジアナなんかにもありますが,こういう遊び心ある機能はうれしいですね.
電池はやはり2個入ってます.CR2016(デジタル)とSR621SW(アナログ)です.二階建てクロノならぬ,二階建てデジアナの構造になっています.