デジアナ/アナデジ時計 多機能アナログ時計 多機能デジタル時計 嫁さんの時計 最近の気になるデジアナ/アナデジ時計

2009年12月20日日曜日

CITIZEN VEGA 9568-392761

CITIZEN VEGA 9568-392761
ケース32×40×9mm ラグ幅20mm



CITIZENのVEGAシリーズのデジタル式デジアナ時計です.CASIO AEシリーズやO.T.S 368Gなどと似てますが,アナログ表示部分に十分なスペースが与えられていて,独特のデザインとなっているのが気に入ってます.

機能は,カレンダー,デュアルタイム,アラーム,クロノグラフ,タイマーと一通り揃ってます.古い時計だけあって,バックライトは豆球です.厚みが9mmと薄いので,ワイシャツなど袖と腕の隙間が狭い服を着るときに重宝します.

ラグ幅が20mmなので試しにベルトをいろいろ付け替えてみましたが,皮ベルトはこの時計には全く似合わないですね.オリジナルのベルトが一番しっくりきます.

ヤフオクでは金色のモデルもたまに見かけます.

(写真出典: http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d108350810 )

2009年12月13日日曜日

CASIO OCEANUS OCW-10LJ-7AJF





CASIO OCEANUS OCW-10LJ-7AJF
ケース36.6×42.4×10mm/54g ラグ幅18mm

12個目は非デジアナのソーラー電波時計,オシアナスOCW-10です.女性用モデルですが,文字盤の美しさにひかれて私には珍しく新品で購入しました.当時は,最新式のソーラー電波時計が欲しくてあれこれ検討していたのですが,男性用オシアナスはケースサイズが大きすぎたり,アラーム機能が付いてなかったりと,いまいちぴったりくるモデルがありませんでした.そもそも普及しすぎている時計はいまいち買う気がしませんでした.いろいろ考えた挙句,この女性用モデルに黒ベルトを付けると男性が付けても問題ないのではないかと思い至り,試しにペイントソフトで時計の画像を切り貼りして黒ベルトに合わせてみると結構いけることが分かったので,購入に踏み切りました(もとは白ベルトでした).この女性用モデルは白文字盤が美しく,サイズはやや小ぶりながらも,アラーム,クロノ,第二時間帯,5気圧防水と一通りの機能が揃っていて,非常に軽量です.しかも,黒のミリタリー系フラットベルトを付けて使ってる人など滅多にいないでしょうから,希少性という点でも満足です.

このOCW-10シリーズには茶色文字盤モデルもあって,そちらにするかどうか迷ったのですが,やはり白文字盤の美しさにはかないません.この文字盤のデザインは,おそらくジャガールクルトのマスタ-コンプレッサークロノグラフレディーあたりからヒントを得てるのだと思いますが,針とベゼル内周のデザインが特に美しいです.さらに,三つ目それぞれに青い針が使われており,12時位置のマークにも青が入っていて,白文字盤にうまくマッチしています.バーインデックスも綺麗ですね.ただ,文字盤の表面をよくよく見るとプラスチックっぽいのが残念ですが,ソーラー発電のための受光の関係上,仕方のないところでしょう.

ソーラー電波はこの時計が初めてだったのですが,時間合わせを全くしなくていい,電池も換えなくていいというのは,たくさん時計を持ってる人間には楽でいいですね.カレンダーも常時正しい日付が表示されていて便利です.まあ充電池はいずれ寿命が来るでしょうけどね.私は電波時計というものはいつでも簡単に電波を受信できるものだと思ってたのですが,実際には,時計を窓際に置いておいて,真夜中にかろうじて受信できるかどうかという程度ですね.この時計は海外(アメリカ)でも受信できますが,海外出張・旅行などでは現地に着いてすぐ受信して時刻合わせができないと困るので,この受信感度ではほとんど意味ないですね(現地に長く滞在するなら別ですが).まあ日本で使ってる限りは月に1回でも受信できれば十分なので,実用上は問題ないですが.

期待していた多機能はというと,さすがに文字盤が小さいだけあって,第二時間帯,アラーム,クロノのどれもお世辞にも使いやすいとはいえません.これらすべて3時位置の24時間計で動作するんですが,どうも24時間計というのは見づらいですね.実際に海外でも使いましたが,24時間計を現地時間用に使うのはとても無理でした.さらに,この24時間計は分針と時針が1つのステップモーターで制御されるため,アラームモードやクロノモードにするたびに分針がぐるぐると何週も回るので,時間がかかってしまいます.アラームも第二時間帯向けには設定できません.多機能を使いこなすためのボタン操作もかなり複雑で覚えにくいです.女性向けモデルにこんな使いにくい複雑機能を搭載して,果たして使いこなす女性はいるんでしょうか.とまあ,いろいろ文句言いましたが,この小型サイズの電波ソーラー時計で,デジタル表示なしでこれだけの機能を搭載しているというのは,マニア的には超オッケーです.もともとデザイン重視で購入したものですし.

白ベルトだと下記のような感じです.(うちの嫁さんが白ベルトで使ってました)


2009年12月9日水曜日

ALBA EPSILON ASSR001 World Time Titanium NX04-0AD0

ALBA EPSILON ASSR001
World Time Titanium NX04-0AD0
ケース39×45×12mm ラグ幅20mm

このデジアナ時計は,このブログで最初に紹介したALBA ZIC NX04-A20のチタンバージョンです.しかしZICシリーズではなく,EPSILONシリーズからの発売となっています.非常に軽いですが見た目はチタンっぽくないので,おそらくチタンの上からメッキがしてあるんでしょう.裏ぶたはチタン素材そのままですが.ベゼルの内周部分が黒地ではなくて白地になっているのと,ラグが詰まってない形状になっているところが違います.数年前にヤフオクで落札してガラス面もケースもひどい傷だらけのまま放置してありましたが,このたびガラスの研磨サービスに出して,ケースも紙やすり&コンパウンド磨いて,なんとか使える状態になりました.まだまだ磨き足りないですが,磨きすぎて地金が出たりしたら台無しですので,難しいところです.

NX04-A20と比べて文字盤が白っぽいのがいまいちだと思っていましたが,黒いベルトを付けてみると,むしろこちらの方がトータルのバランスが良い感じです.それにしてもチタンは軽いですね.ベルトが革ということもあって,軽すぎるくらい軽いです.

このケースにNX04-A20の中身を入れて,ステンブレスを付けてみました.


オメガのX33とちょっと雰囲気似てるかもしれません.こちらの方がだいぶ小ぶりですが.

2009年11月23日月曜日

ORIENT HFAE03



ORIENT HFAE03
35.5x42x9mm ラグ幅 17mm

10個目の時計もデジアナではありませんが,多機能クォーツのORIENT HFAE03です.1940~60年代の機械式オールドクロノのような雰囲気を持った時計です.筆記体で「Orient」「Chronograph」「Water Resistant」と書かれており,白文字盤とあいまって大変上品です.

機能はデイト,アラーム,クロノグラフ,第二時間帯表示と大変多機能です.SEIKOのクロノファンの人は一目見て分かるかと思いますが,SEIKO 7T32ムーブメントと同じ機能で,針の位置も同じです.私ももしや,と思って中を開けてみました.



ムーブメントにはORIENT WATCH CO.LTD. HFA00と書かれておりますが,7T32のようにみえます.SEIKOがORIENTに7T32を供給することもあったんですね.7T32は7T系では最も普及しているムーブメントと思いますが,私はこのムーブが大好きで,なんといっても実用的なアラーム機能があるのが大きいです.第二時間帯表示が24時間計ではなくて12時間計になっているというのも視認性が高くて良いですね.

この時計は多機能ムーブメントの魅力もさりながら,クラシックなデザインが一番気に入ってます.手巻きのオールドクロノを整備して日常的に使うのは大変ですが,クォーツならば何の問題もありません.いまはうちの嫁さんが時々使ってます.

2009年11月18日水曜日

CASIO TIMBER CRUISER TIC-110



CASIO TIMBER CRUISER TIC-110
41x49x13.5mm ラグ幅 20mm


先日はTIMBER CRUISER TIC-4を紹介しましたが,これは同シリーズの別バージョンのTIC-110です.横幅41mmと大きめですが,ベゼルの部分は直径39mmなので,装着してみるとそれほど大きくは感じないです.

デジアナ時計としてはとても実用的で,針とインデックスには良く光る夜光が塗ってあり,夜でも時刻をくっきり視認できます.他の時計と比べてもすごく明るい夜光です.アラーム,ストップウォッチも使いやすいです.電話番号を20個記憶できるデータバンク機能もありますが,こちらはオマケみたいなものですね.デジタル部分は反転液晶で,バックライトで緑色に光ります.デジタルとアナログは連動していて,デジタル側の時計合わせをするとアナログ針も連動して自動的に動きます.

デザイン的にはありがちにも見えますが,このサイズで,このような無骨かつ質感のある(安っぽくない)回転ベゼルは,デジアナではありそうでないですね.このガンメタ色がなんともいい味出してます.文字盤は光沢のあるダークブラウン(といっても灰色に近いですが)で,反転液晶とうまくマッチしてます.これに白ステッチのブラウンのフラットベルトを合わせています.個人的なこだわりとしては,秒針がないのが残念ですが...

夜でも視認性が高いというのは大きな利点で,夜に出かけるときなどは出番の多い時計です.

電池は意外にも2個入っていて,SR621SWとSR920SWでした.調べてみるとSR621SWの方はバックライト用でした.

2009年11月11日水曜日

KONTASのデジアナ

KONTAS 型番不明
42mm径 ラグ幅22mm

この時計は私がかつて所有していたKONTASのデジアナ時計です.ヤフオクで¥2.5Kくらいでしたが,残念ながら誤ってガラスを割ってしまったため,いまは使っていません.ベゼルはもともとは黒色でしたが,中華クオリティのためかすぐに色が剥げてきたので,全部剥がしてステン地で使ってました.やや大ブリではあるのですが,厚みはそれほどでもなく,意外と普通に使えていました.タグホイヤーのアクアレーサーデジアナをお店で試着したことがありますが,あれと大きさ的には同じくらいです(値段は100分の1ですが).

今回ブログで紹介したいのは,この時計自体ではなくて,デジアナ時計メーカーとしてのKONTASです.最近の日本のメーカーは私の琴線に触れるような面白いデジアナをあまり出さないですが,OHSENとKONTAS,この2つの中国のメーカーは,非常に多くの面白いデジアナ時計を出してます.他にも,中華ではありませんがPhilip Persioもデジアナをたくさん出してます.あとはよく分からないブランドでWEIDEやBOUNCERなども最近よく見かけますね.デザイン的にはいまいちなのも多いですが,あれこれ見る楽しみがあります.ヤフオクやeBayの時計を眺めてるだけで楽しいですね.

2009年11月1日日曜日

ALBA PROCEED V692-6010





ALBA PROCEED V692-6010
33x39x7mm ラグ幅 18mm

7個目も非デジアナでですが,これも一風変わった時計です.一見シンプルな2針のアナログ時計ですが,クロノグラフ機能が付いています.竜頭を回すとクロノグラフモードに切り替わり,時針と分針が0点(12時の位置)に移動します.このときに,時針と分針が2個のステップモータにより独立して動作し,まるでタグホイヤーのキャリバーSのように0点復帰するところがすばらしいです.かなりゆっくりではありますが...

この頃のセイコーは6M15,8M25,8M26など,竜頭でモードを切り替えると時針と分針がそのままクロノ針になる面白いムーブメントがたくさんありました.この時計の場合は,モード表示部分がゴテゴテしてなくてオシャレなのが気に入ってます.高級感はないですが,時計全体のシンプルで上品な雰囲気にうまくマッチしてると思います.

実用的には,秒針なしはいいとしても,デイト機能なしは少々つらいところです.それでいて複雑機構のクロノだけがある,というアンバランスさがすばらしい.どうせならクロノの代わりにアラームがあったら実用的なのですが,それだと逆に普通の時計になってしまいます.複雑機構をクロノだけに使うという無駄さかげんがなんともいえずマニア心に響きます.しかも,全くメカメカしくない上品なデザインで,いったい誰をターゲットにしているのか全くもって謎なところもすばらしいですね.現在は,複雑機構やクロノには全く興味のないうちの嫁さんが使ってます.この時計のベルトの色がお気に入りだそうですが.

ベルトはオリジナルのものではなくて,モレラートの明るい茶色のものに替えてます.ケースサイズは幅33mmで厚みも7mmと小ぶりです.


時計の入ってた箱です.服部セイコー時代の時計です.

2009年10月12日月曜日

CITIZEN OXY 6850-L10071



CITIZEN OXY 6850-L10071
37.5x43x9mm ラグ幅 20mm

6個目の時計はデジアナではありませんが,デジアナのように多機能のCITIZEN OXYです.カレンダー,デイリーアラーム,ワンタイムアラーム,1/10クロノグラフ,ローカルタイムと一通りの機能が揃ってます.バックライトはないですが.操作ガイドはこちら.6時位置のモードダイヤルで機能を切り替える方式はCITIZENプロマスターなどでもお馴染みですが,この薄型のデザイン時計に多機能ムーブを搭載しているところが何とも心を惹かれます.ゴツクない,ちょっとオシャレ,それでいて多機能,というところがすばらしいです.

実用時計としてはデイト窓がないのが残念です.時計モードで右上のボタンを押す,もしくは,カレンダーモードにすると,秒針が移動してポインターデイトになるのですが,文字盤に書いてあるデイト数字が非常に小さくて読み取りづらいです.それと,時針と分針が独立して動かないので,デイリーアラームの設定にはとても時間がかかります.クロノグラフは12時位置の1/10秒針がグルグル回ります.1分すぎるとこれは分針になります.しかし文字盤が小さくて,これまた読み取りずらいです.まあアナログのクロノはこんなもんですが.

文字盤のデザインは非常に独特です.ダークグレーとライトグレーのツートンカラーをベースに,黒,赤,紫,白が使われています.こういう濃いめの文字盤は好きなのですが,ここまでごちゃごちゃしてくると,逆に白っぽい文字盤の方がすっきりするかもしれません.

オリジナルベルトはステンベルトでしたが,あまりカッコよくなかったので,例によってジェランチャで買ったラバーベルト(フラットラバーバンド)に替えています.

この時計は9ミリ厚と薄型なので使いやすく,わりと出番は多いです.

色違いのバージョンもあるようです.下記はヤフオクで見かけたものです.


2009年10月6日火曜日

O.T.S 368G



O.T.S 368G
33x43x11mm ラグ幅 24mm

5つめの時計はO.T.Sのスポーツウォッチ368Gです.O.T.Sという会社はよく分かりませんが,中国の会社のようです.

デジタル式デジアナ時計(デジタル表示でアナログ針を表現するタイプの時計)で,液晶部分は往年のCASIO AEシリーズと非常によく似てますが,よく見ると細かいところでいろいろ違っているので,独自ムーブメントなのでしょう.新品がeBayオークションにて送料込み1000円ちょっとと格安でした.しかし,落札してみると,どうも挙動がおかしい.表示が時々化けて時間が遅れます.どうも内部のどこかで漏電してるっぽい...というわけで,あちこち絶縁してようやくまともに動くようになりました.

デジタル表示はレトロな感じですが,ケースのデザインは現代風でなかなかカッコいいです.ラバーベルトの質感もいいですね.たまに使うお遊び時計としては十分満足してます.

サイズ的には横幅33mmというのは通常の丸いケースならば小さすぎますが,角型ケースだとむしろこのくらいがちょうどです.角型ケースで横幅35mmを超えるとかなり大きく感じます.丸型の5mm減で考えるといいかも.

それにしても,デジタル表示のアナログ針というのは視認性がかなり悪いです.こういった時計に実用性をもとめてはいけないのかもしれないですが.CASIO AEシリーズ,ANシリーズやCITIZENのVEGA,ソーラーセンサーなど,デジタル針の時計は昔はいくつかありましたが,デジアナ時計本来の「視認性のアナログ+多機能のデジタル」という利点はないですね.デジアナではなく,ちょっと面白いデジタル時計として見るべきかもしれません.

機能としては,バックライト,カレンダー,ストップウォッチ,アラームがあります.バックライトは液晶が緑色に光ってかなり綺麗です.CASIOのは針表示とデジタル表示の時間が一致するように連動していましたが,この時計は完全独立です.

下の写真はムーブメントを取り出したところです.電池はLR1120が2個入ってました.実質的には液晶画面だけの時計なのになぜ電池が2個も入ってるのか謎です.


2009年9月30日水曜日

ALBA ROOX Titanium NX02-0B10


ALBA ROOX Titanium NX02-0B10
39×46×13mm
4本目はALBA ROOXデジアナです.チタンケース&ブレスの腕時計はこれが初めてでしたが,とても軽いです.ケースは39mm径ですが,ベゼルが外側に張り出していないので見た目はもう少し小さい印象を受けます.ワールドタイム機能はないですが,バックライト,カレンダー,ストップウォッチ,アラーム,ワンタイムアラーム,タイマー,10気圧防水とそろっており,とても使いやすいです.

デザインとしては,ありそうで他にない独特のデザインが気に入ってます.具体的には,黒文字盤であることや,デジタル窓の形状,立体バーインデックスとその外側の目盛,ベゼルのデザインなどが気に入ってます.ベルトが交換できないラグ形状になってる点がいまいちとも思いましたが,腕にはめてみるとケースとベルトのバランスがよくてカッコいいですね.個人的に金属ベルトはあまり好きではないのですが,チタンの軽量さともあいまってなかなか良いです.その後,このデザインはSEIKO WIRED AGBR003に受け継がれていると思われます.

このROOXシリーズは比較的新しいですが,ALBAというブランドは,昔から個性的な時計をたくさん出してきました.私が好きなのはHOT GEARシリーズで,サーキットクロノとかの複雑ムーブを積んだ面白い時計がたくさんありました.いまのALBAはおとなしくなってしまい,WIREDブランドが取って代わった感じです.しかしALBAもWIREDも今や複雑ムーブには興味がなく,デザインに走ってるのが残念です.私のような理系の時計オタクはもはやターゲットとはされてませんね.現代の技術をもってすれば,フルカラー高精細液晶で40mm径×10mm厚ぐらいのデジアナ時計を作ってほしいものです.ゲームを10種類くらい搭載して.


電池はデジアナzicなどと同じく,アナログ部がSR626SW,デジタル部がSR41(392X)です.


2009年9月23日水曜日

CASIO TIMBER CRUISER TIC-4



CASIO TIMBER CRUISER TIC-4
41×48×12mm ラグ幅 19mm

3つめのデジアナ時計はCASIOのTIMBER CRUISERシリーズのTIC-4です.TIMBER CRUISERシリーズはバリエーションが豊富ですが,なかなか面白い時計が多いです.

このTIC-4は,一見普通のミリタリー系クロノグラフに見えますが,よく見るとデジタルの小窓が付いています.さらに,普通のクロノグラフは秒針がクロノ針になっていてストップウォッチ動作時以外は動かないようになっていますが,この時計は秒針は秒針なのです.私は秒針が動く時計が好きなので,これはうれしいです.赤色の秒針というのもワンポイントになっていていいですね.しかもバックライト機能があります.ミリタリークロノでバックライトなど普通ありませんので,これは大きなポイントです.

機能は,バックライト,カレンダー,アラーム,100分の1秒ストップウォッチ,24時間計と一通りあり,20気圧防水です.特筆すべきはストップウォッチ機能です.アナログとデジタルが連動していて,アナログ部分に60秒積算計,60分積算計があり,デジタル部分が100分の1秒計となります.大変面白いのですが,実はこのストップウォッチ機能はあまり使い物になりません.というのも,ストップウォッチのリセット時に60分積算計が0位置にリセットされるのですが,その際に,60秒積算計が3600回まわります.おそらく2つの積算計が1つのモーターで制御されていて,60秒回ると1分進むように歯車が固定されているのでしょう.3600回まわるのにすごく時間がかかるし,電池も歯車も消耗しそうで,実用として使うのはつらいところです.まあいわゆる2つ目,3つ目のクロノはそもそもアナログの分表示を読み取りづらいので,この時計に限らず実用性に欠けるのですが.

クロノの使いにくさに比べて,アラームはすごく合わせやすいです.デジタル表示の「分」の一の位,十の位のそれぞれについて順方向,逆方向に進めて合わせることができます.これは他の時計にもない優れた点だと思います.

デザインは,ミリタリークロノとしては非常に無難にまとまっていて,デジタルの小窓のアクセントと,常時動く秒針とで,とても気に入っています.三つ目クロノでデジタル小窓が付いてる時計はCASIO wave ceptorシリーズとかOCEANUSにもありますが,この時計のように,無骨なミリタリークロノ+控えめなデジタル小窓,という組み合わせになんとも心が魅かれます.

文字盤と針は夜光が塗ってあり,バックライトもあるので夜は重宝します.バックライトは緑色に光ってとてもきれいですよ.ケースが41mm径というのはやや大きいですが,厚みが12mmなので,それほどは大きく感じられず,十分許容範囲です.ラグ幅が19mmなので,たくさんある手持ちの20mmベルトを付けられないのがいまいちですが,とりあえずステンベルトに替えています.

2009年7月10日金曜日

FOSSIL blue BQ9167


FOSSIL blue BQ9167
40×47×15mm ラグ幅20mm

2つめのデジアナ時計はFOSSILのBQ9167です.FOSSILのデジアナといえばbig ticシリーズが有名ですが,こちらはかなりマイナーな製品です.FOSSILというメーカーは,90年代にCASIOっぽいデザインのデジアナを多数出してましたが,このデザインはなかなかいいですね.前回紹介したALBAのデジアナzicと同様,全面デジタルのデザインがすばらしいです.40mm径というのもちょうどいい大きさですね.デザイン的に15mmの厚みもほとんど気にならないです.

ところで,なぜ私がデジアナ時計を好きなのか,といえば,多機能でメカメカっぽいのが好きということかもしれません.デジアナの合理性にも魅力があります.時刻を読み取るときには,デジタルよりもアナログ針が見やすいです.一方,アラームをあわせたり,ストップウォッチを使ったり,ワールドタイム機能を使うのは,どう考えてもデジタルの方が便利です.となると,デジタル+アナログという選択は,実用的な時計を作るにはもっとも合理的といえます.私は使いやすく,合理的なものが好きなのです.デザイン的な好みも重要ですけれどもね.

さて話を戻して,このFOSSIL blue,上の写真では,デジタル部分は反転液晶で青色になっていますが,見る角度によって七色に変わります.この色合いは独特ですね.曜日表示がドットマトリクス表示になっているのもかっこいいです.しかも10秒毎に曜日表示が回転します.この液晶は暗くて見づらいのが難点ではありますが...ベゼルのデザインはもうちょっと角が立ってる方が好みですが,ケースの質感はデジアナzicよりはるかに良いですね.マット(ヘアライン)加工です.

機能はバックライト,カレンダー,ワールドタイム(都市名指定),アラーム3つ,ストップウォッチ(ラップタイム,履歴機能付き),タイマーと,一通りそろってます.サマータイム設定もできます.ついでに100メーター防水です.ストップウォッチは時間計測中にドットマトリクスの人形が走ります.セクターの290デジアナなんかにもありますが,こういう遊び心ある機能はうれしいですね.





電池はやはり2個入ってます.CR2016(デジタル)とSR621SW(アナログ)です.二階建てクロノならぬ,二階建てデジアナの構造になっています.

2009年7月8日水曜日

ALBA ZIC World Time NX04-A20


ALBA ZIC World Time NX04-A20
ケース39×45×12mm ラグ幅20mm

このブログでは,私の大好きなデジアナ時計,多機能時計を中心に語っていこうと思います.最初に紹介するのはALBAのデジアナZICです.セイコーのHPにマニュアルがあります.

この時計は,なんといってもデジタルで世界地図が表示されるのが大きな特徴です.第二時間帯を地図上で指定できます.地図が出る時計といえば他にCASIOのデジアナABXシリーズやSEIKOアトラス,ALBA二十面相,パルサーY951,CITIZEN CBM MWR4J103 などもありますが,ケースのカッコよさで言えばデジアナZICが一番です. ワールドタイム機能を持った時計は数多くありますが,アルファベット3文字で都市を指定するものが多く,あまり使い勝手はよくありません.やはり世界地図上で時間帯を指定できるというのは便利です.

デジタルとアナログのバランスもすばらしい.デジアナといえばデジタル部分が小窓になってるものが多いですが,私の好みは全面デジタルです.意外と少ないんですよね.このデザイン.竜頭+4つボタンも多機能っぽくて私の好み.最近はデジアナでも竜頭がないものが結構ありますが,デジタルとアナログの時間が連動してるならばまだしも,やはり竜頭で時間合わせしたいですね.バックライト付きなのも好みのツボにはまってます.ついでに言えば,アラームは通常のアラームに加えて,セイコーお得意の簡易アラーム(現在時刻から進めてあわせるもの)があって,とても便利.ストップウォッチ機能ももちろんあります.

ケースの大きさは直径39mm(竜頭を除く)です.個人的にはこのくらいの大きさがベスト.40mmを超えると大きすぎて着けにくいですね.最近はデジアナでカッコいい時計を見つけても,大きすぎるものが多くてなかなかちょうどよいサイズのものがなくて困ります.ケースの裏蓋はねじ込み式で一応10気圧防水となってますが,なにぶん古い時計なので無理は禁物です.

私はよくベルトを付け替えるので,ラグの形が簡単にベルト交換できる形状になってるのもポイント高いです.このNX04シリーズにはチタンモデルもあり,そちらはラグ部分が詰まってない形状になっていてさらに良いです.ベルトは過去にジェランチャで買ったミリタリーベルトに付け替えています.この時計には厚くてフラットなミリタリーベルトがよく合います.この時計のようにスポーツ系というか,ドレスウォッチでない時計には,テーパーのついていない(本体側から尾錠側に向けて細くなっていない)ベルトが良いです.このベルトは値段の割りに質感も良くてかなり気に入ってるのですが,残念ながらジェランチャでは品切れになってしまって,もはや売ってません(2009年7月現在).類似のベルトを探しているところです.



電池はアナログ用がSR626SW,デジタル用がLR41Wです(SR41でも可).CASIOのデジアナは電池が1個のものが多い気がしますが,この頃のセイコーは2個積んでますね.両方交換しないといけないのが少々大変といえば大変です.竜頭付きのデジアナは2個積んでいるのが一般的なのかもしれません.2個の電池を積んでいるメリットとしては,デジタルかアナログかどちらかが電池切れで止まっても安心できますね.




この時計は普段使いとしてこれまで最も出番が多かったですが,これからもまだまだ使うことでしょう.

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